生まれて初めて彗星を見ました。「紫金山・アトラス彗星」です。
西の空にあるのを発見したとき、驚きと感動で心が高揚しました。
彗星の降臨に、SNSの天文ファン界隈はそれはもうお祭りのように熱狂していました。
彗星は太陽の周りを公転しているのですが、公転周期が200年以上のものを「長周期彗星」、それ以下のものを「短周期彗星」といいます。
アトラス彗星の公転周期は8万年なので、「長周期彗星」に該当します。
「長周期彗星」はどこからやってくるかというと、海王星のずーっとずーっとずーっと向こうの「オールトの雲※」というところです。
太陽~オールトの雲まで1万~10万au(1au=1億5000万km)の距離があるというのだから、気が遠くなるような遠さです。
↓図にすると、そのスケール感がわかると思います。(ネットの拾い物画像です)
次にアトラス彗星が近くへやってくるのは8万年後……
その頃は宇宙へ行くことが当たり前になっているのかもしれません。
人類はスペースコロニーや、ほかの惑星へ移住している可能性もありますね。
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わたしがスマホで撮った彗星です。
肉眼で見えなくても、スマホや双眼鏡を通すと確認できたりします。