コジョー文庫

うだうだクダを巻くだけのブログ

絶対に笑ってはいけない葬儀

7月の始めに義父が亡くなりました。
義父の遺体を前に夫と二人でしくしく泣きました。

お葬式はいまどきの「家族葬」という形にして通夜も省略し、コンパクトに行いましたが、それなりにお金をかけたので、美しい棺で、ぎゅうぎゅうの花に囲まれて義父は旅立っていきました。
いい葬式だったと喪主を務めた夫も満足していました。

真言宗の葬儀は初めてだったかもしれません。
例によってお坊さんがお経をあげてくれるのですけど、シンバル的な鳴り物が登場してなかなか興味深かったです。
あと、お経が……。
お坊さん。おそらく倍音を出そうとしていたのかと思うのですけど、モニョモニョ言っているようにしか聞こえず、それがうっかりわたしのツボに入ってしまいました。
笑いを必死にこらえるのですがクックックと背中が震えてしまうので、泣いている体にしてみたり。

葬儀後、喪主に「坊さんのお経が面白すぎて笑ってしまった」と詫びを入れに行くと、「俺も。でも、喪主だし笑うわけにはいかないし……」とのことで事なきを得ました。

8月に四十九日の法要があります。30分耐久だそうです。